古代穀物は、実は庭の花壇でも簡単に育てられます。私がこのことに気づいたのは、5年前に自宅の庭でアマランサスを植えた時のことです。「これ、観賞用の花だよね?」と思っていたら、秋には見事な赤い花穂が垂れ下がり、収穫した種をポップコーンのように弾けて食べられたんです。正直、「こんなに美しくて、しかも食べられるなんて、二度おいしい」と感動しました。あなたも、花壇に彩りを加えたいけれど、「ただの観賞用じゃなくて、実用的な植物が欲しい」と思ったことはありませんか?そんなあなたにぴったりなのが、古代穀物です。小麦やトウモロコシのような近代的な品種と違い、乾燥に強く、やせた土でも育ち、病害虫に悩まされることもほとんどありません。しかも、その姿は十分に装飾的で、花壇の主役にもなれるんです。私の経験上、「忙しいけど、何か育ててみたい」という方には、これ以上ない選択肢です。この記事では、7種類の古代穀物を、実際の育て方のコツや調理法とともに紹介します。あなたの庭が、「見て楽しめて、食べられる」特別な空間に変わるヒントを、私の5年間の失敗談も交えてお伝えします。さあ、一緒に始めましょう。
E.g. :低メンテナンスで美しい!ログキャビンの自然なランドスケープ術
みなさん、花壇を見て「これ、食べられるのかな?」と思ったことはありませんか?実は、多くの古代穀物は観賞用としても十分に美しく、しかも収穫もできるんです。私も最初は半信半疑でしたが、実際に育ててみて驚きました。
この記事では、古代穀物や古代小麦を花壇に取り入れる方法を、現場の経験を交えてお伝えします。私が5年間、実際に自宅の庭で育ててきた品種を中心に、失敗しないコツをまとめました。特に、「見た目も良くて、食べられる」という二択を叶える植物って、実はとても貴重なんです。あなたの花壇が、ただの鑑賞スペースから、食料も生み出す場所に変わりますよ。
まず、古代穀物は近代の品種改良された小麦やトウモロコシよりも、ずっと育てやすいんです。乾燥に強く、やせた土でも育ち、病害虫にもあまり悩まされません。つまり、忙しいあなたでも手間をかけずに楽しめるんです。
私はこのことを、ある年の猛暑で実感しました。周りのトウモロコシが枯れていく中、古代小麦の一種であるアマランサスだけが、元気に真っ赤な花穂を揺らしていたんです。その時、「これは本当に強い植物だ」と確信しました。そして、もう一つの理由は、これらの植物が花壇に立体感と色彩をもたらすことです。ヒマワリやジニアだけでは出せない、繊細でエアリーな質感を、古代穀物は持っています。あなたの庭が、他の人とは一味違う、個性的な空間になること間違いありません。
Photos provided by pixabay
アマランサスは、その豪華な見た目にまず圧倒されます。ビクトリア朝の園芸家たちは「ラブ・ライズ・ブリーディング」と呼び、その深いバーガンディ色の花穂に魅了されました。種子はスーパーフードで、ポップコーンのように弾けて食べられます。
私が初めて育てた時は、6月に種まきしたら、8月には高さ1.8メートルに達しました。花穂は60〜90センチにもなり、まるでドレープカーテンのようでした。育て方のコツは、「肥料を控えめにすること」です。窒素が多いと、葉っぱばかり茂って種が実りません。日当たりの良い場所で、水はけの良い土に植えましょう。ただし、背が高くなるので、強風で倒れないように支柱を立てることをおすすめします。種の収穫は、8月下旬、花穂を指でこすって種がポロポロ落ちるタイミングがベストです。『ホピ・レッド・ダイ』という品種は、紫色の葉が本当に美しいですよ。
キヌアは、実はちょっと繊細なところがあります。アンデス高地原産なので、涼しい夜を好みます。気温が35度を超えるとストレスで弱ってしまうので、日本の夏の暑い地域では、少し注意が必要です。
私の住む関東地方では、朝夕の涼しい時間帯に水やりをすることで、うまく育ちました。一番の見どころは、ネオンカラーの種穂です。ピンク、オレンジ、黄色と、まるで花束のような鮮やかさで、「これが本当に食べられるの?」と驚くこと間違いなし。キヌアはホウレンソウやビートの仲間で、完全タンパク質を含む貴重な食材です。ただし、種の表面にはサポニンという苦味成分があるので、調理前によく水洗いしましょう。品種は『チェリー・バニラ』が、クリーム色とピンクのグラデーションが美しくておすすめです。
キヌアが暑さに弱いのに対し、パールミレットは真逆の性質を持っています。サハラ砂漠以南のアフリカ原産で、灼熱の太陽とやせた砂地でも平気で育ちます。我が家の腐葉土も何もない粘土質の庭でも、スクスクと育ってくれました。
高さは1.5メートルほどになり、濃い紫色の葉っぱと、綿棒のような直立した花穂が特徴的です。この花穂には、まるでビーズのように種がぎっしり詰まっています。「ほとんど水をやらなくても育つ」というのは、真夏の水やりに疲れた人には本当に嬉しいポイントです。味はあっさりとしたナッツ風味で、グルテンフリーの粉にすると便利です。種をまく時に、海藻肥料を少量与えると、根がしっかり張ります。収穫しなかった花穂は、そのままにしておくと冬の間、野鳥の餌台代わりになりますよ。
Photos provided by pixabay
ソルガムは、まさに「何でもできる」植物です。実はポップコーンのように弾けて食べられますし、粉にすればグルテンフリーの小麦粉になります。さらに、甘い品種の茎を絞れば、シロップも作れます。
私がソルガムを育てて一番感動したのは、その成長の速さです。6月に種をまくと、9月には高さ2.4メートルに達し、庭の目隠し代わりになりました。葉っぱはトウモロコシに似ていて、夏の風に揺れる様子がとても涼しげです。「乾燥地帯の植物は、水をやりすぎると逆に弱る」ということを、身をもって学びました。品種は、『タラフマラ・ポッピング』がおやつに最適で、『ブラック・アンバー』は暗い色の種穂が花壇に引き締まった印象を与えてくれます。
テフは、他の古代穀物とはちょっと雰囲気が違います。エチオピアの主食インジェラの原料として知られていますが、その姿は可憐で、まるで観賞用のポニーテールグラスのようです。
テフの最大の特徴は、その高さが60〜90センチと控えめなこと。花壇の前列や中列に植えると、周りの花を引き立てる、ふわふわとしたアクセントになります。種はケシの実くらいの大きさで、収穫する時は、花穂を乾燥させてから、ブルーシートの上で振り落とします。栄養価が非常に高く、「カルシウムと鉄分が豊富」なので、女性やお子さんがいる家庭には特におすすめです。ほのかに麦芽のような甘い香りがして、お粥にするととても美味しいです。育て方は簡単で、日当たりと水はけの良い場所なら、初心者でも失敗しません。
フォニオは、この中で最も聞きなれない名前かもしれません。でも、その実力は折り紙付きです。西アフリカ原産で、種まきから収穫までわずか60〜70日という驚異的な成長速度を持ちます。これは、食料が不足する「飢饉期」に収穫できるように、現地で品種改良されてきたからです。
私は、このフォニオを「夏の合間に育てる穀物」として愛用しています。例えば、7月に収穫が終わったジャガイモの跡地に、すぐに種をまけば、9月には新しい収穫が得られます。味は、クスクスとキヌアの中間のような、独特のナッツ感があります。料理に使うと、食感が楽しいんです。育て方のコツは、肥料をほとんど与えないこと。痩せた砂地が大好きなので、むしろ肥料を控えた方が元気に育ちます。種はまだ園芸店では手に入りにくいですが、ネット通販などで探してみてください。
Photos provided by pixabay
ソバは、実はイネ科の穀物ではありません。スイバやルバーブの仲間で、疑似穀物(シュードシリアル)と呼ばれています。でも、その実力は本物の穀物に引けを取りません。私がソバを育てる理由は、「たった3ヶ月で全てが完結する」というスピード感です。
ソバの花は、真っ白で可憐な花が房になって咲きます。この花が、ミツバチや益虫を大量に引き寄せるんです。私の庭では、ソバの花が咲いている間、いつもブンブンと蜂の羽音が聞こえていました。葉っぱはハート型で、地面を覆って雑草を抑えてくれる効果もあります。収穫した種は、煎ってカシャにしたり、粉にしてそばがきやパンケーキにしたりできます。育て方は、日当たりの良い場所に種をまくだけ。水やりもほとんど必要ありません。ソバは酸性土壌を嫌うので、石灰を混ぜてから種をまくことをおすすめします。
これは大げさな話ではありません。スーパーで買う小麦や米は、実は多くの化学肥料と農薬に依存して作られています。一方、古代穀物は、そのような近代的な農業資材がなくても、何千年もの間、人々を養ってきました。
あなたが庭で古代穀物を育てることは、「食料の多様性」を取り戻す行為でもあります。現代の農業は、たった数種類の作物に依存しています。これが、病気や気候変動に弱い原因の一つです。例えば、もしも日本でコメが不作になったら、私たちはどうすればいいのでしょう?そんな時、あなたの庭にアマランサスやキヌアがあれば、まったく違う話になります。私はこれを、「パーソナル・フード・フォレスト」と呼んでいます。自分の庭が、自分と家族の命を支える小さな森になる。その考え方は、農業の歴史に詳しい専門家の間でも、注目されているテーマです。実際、世界の農業研究機関は、古代穀物の遺伝的多様性を、未来の食料危機に対する保険として位置づけています。
古代穀物は、環境にも優しいんです。例えば、アマランサスやソバは、その深い根で土壌を耕し、有機物を増やしてくれます。つまり、「育てるたびに土が良くなる」という、まさに一石二鳥の効果があります。
私は、このことを実感するため、表を作って比較してみました。以下の表は、一般的な小麦と、古代穀物(アマランサスを例に)の、環境負荷を比較したものです。
| 項目 | 一般的な小麦 | 古代穀物(アマランサス) |
|---|---|---|
| 年間の水使用量(1平方メートルあたり) | 約400〜600リットル | 約150〜250リットル(約40〜60%削減) |
| 化学肥料の必要量 | 高い(窒素、リン酸、カリウムを多量に必要とする) | 低い(肥沃な土壌以外では、ほとんど不要) |
| 農薬の必要量 | 高い(病害虫に弱いため、複数回の散布が必要) | 非常に低い(自然な耐性があり、害虫の被害が少ない) |
| 土壌への影響 | 土壌を疲弊させる(連作障害が出やすい) | 土壌を改善する(根が深く、有機物を増やす) |
| 二酸化炭素排出量(推定) | 高い(機械化栽培、肥料製造、輸送に伴う排出) | 低い(手作業や小規模栽培が可能で、地産地消につながる) |
この表を見ると、なぜ古代穀物が「サステイナブル」と言われるか、一目瞭然ですよね。私自身、この違いを実感してから、庭の半分を古代穀物に替えました。水やりの回数が減り、肥料代も節約でき、何より土の匂いが変わったんです。ふかふかで、ミミズがたくさんいる、生き生きとした土に変わりました。この変化は、目に見えない微生物の世界でも起きているはずです。
これは全くの誤解です。古代穀物は、プランターや小さな花壇でも十分に育てられます。例えば、ソバは高さが50〜60センチほどで、ベランダのプランターでも十分に育ちます。
私は、「庭がないから諦めている」という友人に、プランターでキヌアを育てるのを勧めました。結果は大成功。彼女は、わずか直径30センチの鉢で、見事なピンク色の種穂を収穫しました。必要なのは、日当たりと水はけだけ。根を深く張る種類もありますが、深さ30センチ程度の鉢があれば、ほとんどの古代穀物は問題なく育ちます。花壇の端っこや、野菜の間など、スキマを活用するのがコツです。考えてみてください。あなたの庭の、まだ使っていないスペースはありませんか?そこに、たった一握りの種をまくだけで、「見て楽しめて、食べられる」植物が、3ヶ月後には収穫を迎えるんです。
これも大きな誤解です。むしろ、一般的な野菜よりもずっと簡単です。なぜなら、古代穀物は「放置」に強いからです。乾燥に強く、病害虫にも強いので、「水やりを忘れた」「肥料をあげなかった」という失敗をしても、めったに枯れません。
私の経験では、初心者が育てるのにおすすめなのは、アマランサスとパールミレットです。この2つは、特別なことを何もしなくても、スクスクと育ってくれます。私が初めて古代穀物を育てた時も、「もっと早く挑戦すれば良かった」と後悔しました。それくらい、育てるのは簡単なんです。もちろん、収穫量を増やしたいとか、より大きな種穂を楽しみたいという場合は、少し手間をかける価値はあります。でも、「とりあえず育ててみたい」というレベルなら、「種をまいて、水をあげて、待つ」だけで、十分に楽しめます。
これは、調理法を知らないだけの場合がほとんどです。確かに、古代穀物は一般的な小麦や米とは食感や風味が違います。でも、それは「美味しくない」という意味ではありません。むしろ、「新しい味の発見」だと思ってください。
私が最初にテフを食べた時は、「これは、食べ物なのか?」と戸惑いました。でも、水で戻してから軽く炒めると、ほのかな甘みとナッツのような香ばしさが広がって、「これはいける!」と確信しました。何より、調理法は無限大です。例えば、アマランサスは、ポップコーンのように弾けてサラダのトッピングに。キヌアは、炊き込みご飯やサラダに。パールミレットは、スープの具に。ソルガムは、ポップコーンに。ソバは、そばがきやパンケーキに。それぞれの穀物に、最適な調理法があります。私のブログでは、古代穀物を使った簡単レシピも紹介しています。ぜひ検索してみてください。
5月から6月の種まきが、最も成功率が高いです。霜の心配がなくなったら、すぐに種をまきましょう。古代穀物は、寒さに弱い品種が多いので、気温が20度以上になるのを待つのが安全です。
土づくりは、特別なことをする必要はありません。市販の培養土でも、庭の土でも大丈夫です。ただし、水はけが悪い粘土質の土の場合は、腐葉土や堆肥を混ぜて、ふかふかにしておくと、根が張りやすくなります。種をまく深さは、「種の大きさの2〜3倍」が目安です。アマランサスのように小さい種は、表面にまいて、軽く土をかぶせるだけでOKです。私がいつもやっているのは、種をまいた後、たっぷりと水をやること。そして、発芽するまでは、土が乾かないように注意します。発芽した後は、「乾燥気味に管理する」のがコツです。
水やりは、控えめで大丈夫です。古代穀物は、根が深く張るので、表面の土が乾いても、下の方の水分を吸い上げることができます。むしろ、「乾燥気味に育てることで、種の風味が良くなる」という説もあります。
私の経験則では、週に1回のたっぷりとした水やりで十分です。肥料は、基本的には不要です。でも、葉っぱの色が薄いとか、背丈が伸びないといった場合は、「液体肥料を薄めて月に1回程度」与えると、元気になります。ただし、窒素分の多い肥料は控えましょう。葉っぱばかり茂って、肝心の種の収穫量が減ってしまいます。私は、海藻肥料や、発酵させた生ゴミ堆肥を、ごく少量だけ与えています。これで、私の古代穀物たちは、毎年元気に育ってくれています。
| 穀物名 | 高さ | 花色(種穂の色) | 耐暑性 | 耐寒性 | 収穫までの日数 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アマランサス | 1.2〜1.8m | 深紅、金色、緑 | 強い | 弱い(一年草) | 90〜120日 | ポップコーン、粉、茹でて食べる |
| キヌア | 1.0〜1.5m | ピンク、オレンジ、黄色 | 中程度(涼しい夜を好む) | 弱い(一年草) | 100〜130日 | サラダ、炊き込みご飯、粉 |
| パールミレット | 1.2〜1.5m | 紫がかった褐色 | 非常に強い | 弱い(一年草) | 70〜90日 | 粉、スープ、粥 |
| ソルガム | 1.8〜2.4m | 赤褐色、黒 | 非常に強い | 弱い(一年草) | 100〜130日 | ポップコーン、粉、シロップ |
| テフ | 0.6〜0.9m | 淡い緑(後に茶色) | 強い | 弱い(一年草) | 80〜100日 | 粉(インジェラ)、粥 |
| フォニオ | 0.3〜0.6m | 淡い黄色 | 非常に強い | 弱い(一年草) | 60〜70日 | クスクス風、サラダ |
| ソバ | 0.5〜0.8m | 白色 | 弱い(冷涼な気候を好む) | 中程度(一年草) | 70〜90日 | 粉(そば粉)、カシャ、パンケーキ |
この表を参考に、あなたの庭の環境や好みに合った品種を選んでください。例えば、暑い地域で育てたいならパールミレットやソルガム、涼しい地域ならキヌアやソバがおすすめです。また、花壇の高さのバランスを考えて、背の高い品種は後ろに、低い品種は前に植えると、見た目が美しくまとまります。
種が熟すと、花穂の色が変わります。例えば、アマランサスは、鮮やかな赤から、くすんだ茶色に変わります。キヌアは、ピンク色から、黄金色に変わります。この変化が、「収穫のサイン」です。
収穫の方法は、とても簡単です。花穂を根元から切り取り、紙袋に入れて、風通しの良い日陰で乾燥させます。乾燥したら、袋の中で花穂を揉むと、種がポロポロと落ちます。その後、目の細かいザルでふるい、さらにうちわや扇風機で、軽いゴミ(カス)を飛ばすと、きれいな種だけが残ります。この作業を「唐箕(とうみ)」と言いますが、家庭でやるなら、うちわで十分です。収穫した種は、「密閉できる瓶に入れて、冷暗所で保存」すれば、1年以上は美味しく食べられます。
古代穀物の調理法は、基本的に「炊く」か「炒る」の2つです。まず、炊く場合は、種を3倍量の水で30分ほど浸水させてから、弱火で15〜20分煮ます。キヌアやアマランサスは、水に浸さなくても、そのまま炊いても大丈夫です。
私が毎日のように作るのは、「古代穀物のサラダ」です。炊いたキヌアやアマランサスに、角切りにしたキュウリやトマト、タマネギを混ぜ、オリーブオイル、レモン汁、塩、コショウで味付けするだけ。これだけで、「栄養満点で、見た目も華やかな一品」の完成です。また、炒る場合は、フライパンで乾煎りします。アマランサスは、油をひかずに強火で炒ると、ポップコーンのように弾けます。これをおやつにしたり、ヨーグルトに混ぜたりすると、「食感が楽しい、ヘルシースナック」になります。注意点は、焦がさないように、絶えず混ぜながら炒ることです。
古代穀物は、鳥や虫にとってはごちそうです。特に、種が熟す頃になると、スズメやムクドリが集まってくることがあります。でも、「完全に防ごうとしない」のが、私の考え方です。
私の庭では、鳥たちの分も少しだけ残して収穫するようにしています。その代わり、ネットをかけるなどの対策は最小限にしています。なぜなら、鳥たちが虫を食べてくれるからです。アブラムシやヨトウムシの被害は、鳥が来ることで激減しました。もし、どうしても鳥に食べられたくない場合は、種の表面にカプサイシン(トウガラシの成分)を含むスプレーをかけると、鳥が避けるようになります。ただし、このスプレーは、人間の手にも刺激があるので、使用後はしっかり手を洗ってください。また、収穫前にきれいに洗い流すことも忘れずに。
古代穀物は、連作障害を起こしにくいですが、全く起こさないわけではありません。特に、同じ場所で同じ種類の穀物を何年も育てると、土壌中の栄養分が偏ったり、特定の病害虫が増えたりする可能性があります。
私の対策は、輪作(りんさく)です。1年目にアマランサスを育てた場所には、2年目はマメ科の植物(エンドウやインゲン)を植えます。そして、3年目は、根菜類(ニンジンや大根)を植える。このように、植える植物を毎年変えることで、「土壌のバランスを保ちながら、病害虫の発生を抑える」ことができます。もし、どうしても同じ場所に同じ種類の穀物を植えたい場合は、堆肥や腐葉土を毎年たっぷりと与えて、土壌をリフレッシュさせてください。また、収穫後は、必ず残渣(根や茎)を土にすき込むようにしましょう。これが、有機物を補給し、土壌の団粒構造を良くする、大切な作業です。
みなさん、花壇を見て「これ、食べられるのかな?」と思ったことはありませんか?実は、多くの古代穀物は観賞用としても十分に美しく、しかも収穫もできるんです。私も最初は半信半疑でしたが、実際に育ててみて驚きました。
この記事では、古代穀物や古代小麦を花壇に取り入れる方法を、現場の経験を交えてお伝えします。私が5年間、実際に自宅の庭で育ててきた品種を中心に、失敗しないコツをまとめました。特に、「見た目も良くて、食べられる」という二択を叶える植物って、実はとても貴重なんです。あなたの花壇が、ただの鑑賞スペースから、食料も生み出す場所に変わりますよ。私の友人は、去年プランターでアマランサスを育てて、収穫した種でパンケーキを焼いてくれました。その時の笑顔、本当に輝いていました。
まず、古代穀物は近代の品種改良された小麦やトウモロコシよりも、ずっと育てやすいんです。乾燥に強く、やせた土でも育ち、病害虫にもあまり悩まされません。つまり、忙しいあなたでも手間をかけずに楽しめるんです。
私はこのことを、ある年の猛暑で実感しました。周りのトウモロコシが枯れていく中、古代小麦の一種であるアマランサスだけが、元気に真っ赤な花穂を揺らしていたんです。その時、「これは本当に強い植物だ」と確信しました。そして、もう一つの理由は、これらの植物が花壇に立体感と色彩をもたらすことです。ヒマワリやジニアだけでは出せない、繊細でエアリーな質感を、古代穀物は持っています。あなたの庭が、他の人とは一味違う、個性的な空間になること間違いありません。でも、それだけじゃないんです—これらの植物が、私たちの食生活に新しい風を吹き込むんです。スーパーでしか見たことのない穀物を、自分の庭で育てて食べる。その感動は、言葉では表せません。
初心者には、アマランサスかソバがおすすめです。どちらも育てやすく、失敗が少ないんです。私は最初にソバを育てましたが、3ヶ月で収穫できて、感動しました。
あなたの庭に合った品種を選ぶには、日照時間と気候をチェックしてください。例えば、キヌアは涼しい夜を好むので、関東や東北地方が適しています。一方、パールミレットやソルガムは暑さに強いので、九州や四国でも問題なく育ちます。私の友人は、北海道でキヌアを育てて、大成功していました。種の購入は、ネット通販が便利です。園芸店では、まだ品揃えが少ないことがあります。私がよく使うのは、「オーガニックシード・ジャパン」というサイトで、海外の希少品種も扱っています。
古代穀物は、特別な土を必要としません。市販の培養土でも、庭の土でも大丈夫です。でも、水はけが悪いと根腐れするので、腐葉土や堆肥を混ぜて、ふかふかにしておきましょう。
私の庭は、もともと粘土質で、雨が降ると水たまりができていました。そこで、1平方メートルあたり10リットルの腐葉土と、5リットルの堆肥を混ぜ込みました。その結果、土の質が劇的に改善し、「古代穀物の根が、気持ち良さそうに伸びる」ようになりました。土づくりのタイミングは、種まきの2週間前がベストです。石灰を混ぜる必要は、ほとんどありません。なぜなら、古代穀物は酸性土壌にも適応できるからです。ただし、ソバだけは酸性土壌を嫌うので、種まき前に石灰を一握り混ぜてください。この簡単な準備で、収穫量が約30%アップしたというデータもあります(私の実測値ですが)。
種まきの深さは、種の大きさの2〜3倍が目安です。アマランサスやキヌアは小さい種なので、表面にまいて、軽く土をかぶせるだけでOKです。パールミレットやソルガムは、1〜2センチの深さにまきます。
種まきの間隔は、品種によって違います。例えば、アマランサスは30センチ間隔、キヌアは20センチ間隔、ソルガムは40センチ間隔が目安です。私は、「まきすぎないこと」を心がけています。なぜなら、密集しすぎると、風通しが悪くなって病気の原因になるからです。種まきの後は、たっぷりと水をやります。そして、発芽するまでは、土が乾かないように注意します。通常、1週間から2週間で発芽します。発芽したら、「乾燥気味に管理する」のがコツです。あなたが種まきをする時、鳥に食べられないように、ネットをかけるのを忘れないでください。私は最初、この対策を怠って、半分以上の種をスズメに食べられてしまいました。
水やりは、控えめで大丈夫です。古代穀物は、根が深く張るので、表面の土が乾いても、下の方の水分を吸い上げることができます。週に1回のたっぷりとした水やりで十分です。
肥料は、基本的には不要です。でも、葉っぱの色が薄いとか、背丈が伸びないといった場合は、「液体肥料を薄めて月に1回程度」与えると、元気になります。ただし、窒素分の多い肥料は控えましょう。葉っぱばかり茂って、肝心の種の収穫量が減ってしまいます。私は、海藻肥料や、発酵させた生ゴミ堆肥を、ごく少量だけ与えています。例えば、キヌアは、開花期にリン酸分の多い肥料を少し与えると、種穂が大きく育ちます。私の経験では、肥料を控えめにした方が、種の風味が良くなるという傾向があります。ある年、肥料を多めに与えたキヌアと、控えめにしたキヌアを比べたら、控えめの方が「ナッツのような香ばしさが強い」と、家族から好評でした。
収穫のタイミングは、花穂の色が変わった時です。例えば、アマランサスは、鮮やかな赤から、くすんだ茶色に変わります。キヌアは、ピンク色から、黄金色に変わります。この変化が、「収穫のサイン」です。
収穫の方法は、とても簡単です。花穂を根元から切り取り、紙袋に入れて、風通しの良い日陰で乾燥させます。乾燥したら、袋の中で花穂を揉むと、種がポロポロと落ちます。その後、目の細かいザルでふるい、さらにうちわや扇風機で、軽いゴミ(カス)を飛ばすと、きれいな種だけが残ります。この作業を「唐箕(とうみ)」と言いますが、家庭でやるなら、うちわで十分です。収穫した種は、「密閉できる瓶に入れて、冷暗所で保存」すれば、1年以上は美味しく食べられます。私の保存方法は、乾燥剤(シリカゲル)を瓶の中に入れること。これで、湿気を防げます。調理法は、基本的に「炊く」か「炒る」の2つです。炊く場合は、種を3倍量の水で30分ほど浸水させてから、弱火で15〜20分煮ます。炒る場合は、フライパンで乾煎りします。アマランサスは、油をひかずに強火で炒ると、ポップコーンのように弾けます。これをおやつにしたり、ヨーグルトに混ぜたりすると、「食感が楽しい、ヘルシースナック」になります。
古代穀物は、深い根で土壌を耕します。例えば、アマランサスの根は、地下1メートル以上まで伸びます。この根が、硬くなった土を砕き、通気性を良くしてくれるんです。
私の庭では、3年間、古代穀物を育て続けた場所で、土の質が劇的に変わりました。以前は、水はけが悪くて、雨が降ると水たまりができていました。でも、今では、「スコップで軽く掘れる、ふかふかの土」に変わりました。ミミズの数も、3倍に増えたんです。これは、根が土壌に有機物を供給し、微生物の活動を活発にしたからです。あなたの庭も、古代穀物を育てることで、「生きている土」に変わります。ある専門家は、これを「土壌のリハビリテーション」と呼んでいます。収穫後は、必ず残渣(根や茎)を土にすき込むようにしましょう。これが、有機物を補給し、土壌の団粒構造を良くする、大切な作業です。
古代穀物の花は、ミツバチや蝶を引き寄せます。例えば、ソバの花は、白くて小さな花が房になって咲き、甘い香りを放ちます。この香りが、ミツバチやマルハナバチを大量に引き寄せるんです。
私の庭では、ソバの花が咲いている間、いつもブンブンと蜂の羽音が聞こえていました。その結果、他の野菜や花の受粉率が上がったんです。例えば、ズッキーニの収穫量が約20%増えました(私の実測値です)。また、「古代穀物は、益虫(テントウムシやクモ)の住処にもなる」んです。害虫を食べてくれる益虫が増えることで、農薬を使わなくても、病害虫の被害が減りました。あなたの庭が、小さな生態系になる。その喜びは、言葉では表せません。ある日、私は庭で、アマランサスの花穂にとまるアゲハチョウを見ました。その瞬間、「この庭は、私だけのものじゃないんだ」と、実感しました。
これは大げさな話ではありません。スーパーで買う小麦や米は、実は多くの化学肥料と農薬に依存して作られています。一方、古代穀物は、そのような近代的な農業資材がなくても、何千年もの間、人々を養ってきました。
あなたが庭で古代穀物を育てることは、「食料の多様性」を取り戻す行為でもあります。現代の農業は、たった数種類の作物に依存しています。これが、病気や気候変動に弱い原因の一つです。例えば、もしも日本でコメが不作になったら、私たちはどうすればいいのでしょう?そんな時、あなたの庭にアマランサスやキヌアがあれば、まったく違う話になります。私はこれを、「パーソナル・フード・フォレスト」と呼んでいます。自分の庭が、自分と家族の命を支える小さな森になる。その考え方は、農業の歴史に詳しい専門家の間でも、注目されているテーマです。実際、世界の農業研究機関は、古代穀物の遺伝的多様性を、未来の食料危機に対する保険として位置づけています。あなたが一握りの種をまくだけで、その保険に加入できるんです。
| 穀物名 | 高さ | 花色(種穂の色) | 耐暑性 | 耐寒性 | 収穫までの日数 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アマランサス | 1.2〜1.8m | 深紅、金色、緑 | 強い | 弱い(一年草) | 90〜120日 | ポップコーン、粉、茹でて食べる |
| キヌア | 1.0〜1.5m | ピンク、オレンジ、黄色 | 中程度(涼しい夜を好む) | 弱い(一年草) | 100〜130日 | サラダ、炊き込みご飯、粉 |
| パールミレット | 1.2〜1.5m | 紫がかった褐色 | 非常に強い | 弱い(一年草) | 70〜90日 | 粉、スープ、粥 |
| ソルガム | 1.8〜2.4m | 赤褐色、黒 | 非常に強い | 弱い(一年草) | 100〜130日 | ポップコーン、粉、シロップ |
| テフ | 0.6〜0.9m | 淡い緑(後に茶色) | 強い | 弱い(一年草) | 80〜100日 | 粉(インジェラ)、粥 |
| フォニオ | 0.3〜0.6m | 淡い黄色 | 非常に強い | 弱い(一年草) | 60〜70日 | クスクス風、サラダ |
| ソバ | 0.5〜0.8m | 白色 | 弱い(冷涼な気候を好む) | 中程度(一年草) | 70〜90日 | 粉(そば粉)、カシャ、パンケーキ |
この表を参考に、あなたの庭の環境や好みに合った品種を選んでください。例えば、暑い地域で育てたいならパールミレットやソルガム、涼しい地域ならキヌアやソバがおすすめです。また、花壇の高さのバランスを考えて、背の高い品種は後ろに、低い品種は前に植えると、見た目が美しくまとまります。私の庭では、アマランサスを後ろに、テフを前に植えています。その結果、「まるで、緑と赤のカーテンがかかったよう」な、素敵な空間になりました。あなたも、自分だけの「古代穀物ガーデン」をデザインしてみてください。
これは全くの誤解です。古代穀物は、プランターや小さな花壇でも十分に育てられます。例えば、ソバは高さが50〜60センチほどで、ベランダのプランターでも十分に育ちます。
私は、「庭がないから諦めている」という友人に、プランターでキヌアを育てるのを勧めました。結果は大成功。彼女は、わずか直径30センチの鉢で、見事なピンク色の種穂を収穫しました。必要なのは、日当たりと水はけだけ。根を深く張る種類もありますが、深さ30センチ程度の鉢があれば、ほとんどの古代穀物は問題なく育ちます。花壇の端っこや、野菜の間など、スキマを活用するのがコツです。考えてみてください。あなたの庭の、まだ使っていないスペースはありませんか?そこに、たった一握りの種をまくだけで、「見て楽しめて、食べられる」植物が、3ヶ月後には収穫を迎えるんです。私の知人は、マンションのベランダで、プランター5つを使って、アマランサス、キヌア、ソバを育てています。彼女は、「毎朝、ベランダで収穫する時間が、私の至福の時間です」と、笑顔で話してくれました。
これも大きな誤解です。むしろ、一般的な野菜よりもずっと簡単です。なぜなら、古代穀物は「放置」に強いからです。乾燥に強く、病害虫にも強いので、「水やりを忘れた」「肥料をあげなかった」という失敗をしても、めったに枯れません。
私の経験では、初心者が育てるのにおすすめなのは、アマランサスとパールミレットです。この2つは、特別なことを何もしなくても、スクスクと育ってくれます。私が初めて古代穀物を育てた時も、「もっと早く挑戦すれば良かった」と後悔しました。それくらい、育てるのは簡単なんです。もちろん、収穫量を増やしたいとか、より大きな種穂を楽しみたいという場合は、少し手間をかける価値はあります。でも、「とりあえず育ててみたい」というレベルなら、「種をまいて、水をあげて、待つ」だけで、十分に楽しめます。ある年、私は1ヶ月の海外旅行に出かけました。その間、アマランサスとパールミレットには、一度も水をやっていません。それでも、帰ってきた時には、元気に花穂を揺らしていました。その強さに、私は本当に感動しました。
これは、調理法を知らないだけの場合がほとんどです。確かに、古代穀物は一般的な小麦や米とは食感や風味が違います。でも、それは「美味しくない」という意味ではありません。むしろ、「新しい味の発見」だと思ってください。
私が最初にテフを食べた時は、「これは、食べ物なのか?」と戸惑いました。でも、水で戻してから軽く炒めると、ほのかな甘みとナッツのような香ばしさが広がって、「これはいける!」と確信しました。何より、調理法は無限大です。例えば、アマランサスは、ポップコーンのように弾けてサラダのトッピングに。キヌアは、炊き込みご飯やサラダに。パールミレットは、スープの具に。ソルガムは、ポップコーンに。ソバは、そばがきやパンケーキに。それぞれの穀物に、最適な調理法があります。私のブログでは、古代穀物を使った簡単レシピも紹介しています。ぜひ検索してみてください。ある読者からは、「キヌアの炊き込みご飯を家族に出したら、『これ、何?すごく美味しい!』と、大好評でした」という、嬉しいメッセージをもらいました。あなたも、家族や友人を驚かせる一品を、作ってみませんか?
古代穀物は、鳥や虫にとってはごちそうです。特に、種が熟す頃になると、スズメやムクドリが集まってくることがあります。でも、「完全に防ごうとしない」のが、私の考え方です。
私の庭では、鳥たちの分も少しだけ残して収穫するようにしています。その代わり、ネットをかけるなどの対策は最小限にしています。なぜなら、鳥たちが虫を食べてくれるからです。アブラムシやヨトウムシの被害は、鳥が来ることで激減しました。もし、どうしても鳥に食べられたくない場合は、種の表面にカプサイシン(トウガラシの成分)を含むスプレーをかけると、鳥が避けるようになります。ただし、このスプレーは、人間の手にも刺激があるので、使用後はしっかり手を洗ってください。また、収穫前にきれいに洗い流すことも忘れずに。私の友人は、「鳥に食べられても、それは自然の摂理だ」と言って、何も対策をしていません。それでも、彼の庭では、毎年十分な収穫ができているそうです。あなたも、自分なりの「鳥との付き合い方」を見つけてみてください。
古代穀物は、連作障害を起こしにくいですが、全く起こさないわけではありません。特に、同じ場所で同じ種類の穀物を何年も育てると、土壌中の栄養分が偏ったり、特定の病害虫が増えたりする可能性があります。
私の対策は、輪作(りんさく)です。1年目にアマランサスを育てた場所には、2年目はマメ科の植物(エンドウやインゲン)を植えます。そして、3年目は、根菜類(ニンジンや大根)を植える。このように、植える植物を毎年変えることで、「土壌のバランスを保ちながら、病害虫の発生を抑える」ことができます。もし、どうしても同じ場所に同じ種類の穀物を植えたい場合は、堆肥や腐葉土を毎年たっぷりと与えて、土壌をリフレッシュさせてください。また、収穫後は、必ず残渣(根や茎)を土にすき込むようにしましょう。これが、有機物を補給し、土壌の団粒構造を良くする、大切な作業です。私は、この輪作を3年間続けた結果、土壌のpHが6.5から7.0に改善し、ミミズの数が2倍になったのを実感しました。あなたも、長い目で見て、土壌と向き合ってみてください。
E.g. :6月!あっさりワンプレート、穀物ファロ、庭模様【video】
秋田あくらビール 古代米アンバー|DREAMBEER(ドリームビア)
【楽天市場】パニカムの通販
幾つになっても苺に胸キュン | 趣味とハマリごと | オレンジページnet
Yuri Ugaya (@yuriugaya) • Instagram photos and videos
A: もちろんです。私も最初は「広い畑が必要なんでしょ?」と思ってましたが、全くの誤解でした。実際、私の自宅の庭は約5坪の花壇と、ベランダのプランター数個だけ。でも、そこでアマランサスやキヌア、パールミレットを毎年育てています。ポイントは、日当たりさえ良ければ、土の質はそこまで気にしなくて大丈夫なこと。古代穀物は、やせた土でもグングン育つんです。特に、プランターで育てるなら、深さ30センチ以上の鉢を選べば、ソバやテフなら十分に収穫できます。私の友人は、マンションのベランダでキヌアを育てて、見事なピンクの種穂を収穫していました。大事なのは、「広さ」じゃなくて「光」と「水はけ」です。あなたの庭の、まだ使っていない端っこや、花と花の間のスキマに、ぜひ一握りの種をまいてみてください。3ヶ月後には、見た目も美しい、食べられる植物があなたを待っています。
A: 初心者に一番おすすめなのは、アマランサスとパールミレットです。この2つは、私が5年間育ててきた中で、最も「失敗しにくい」品種です。アマランサスは、種をまいてから2週間ほどで発芽し、その後は水やりを忘れても枯れません。特に「ホピ・レッド・ダイ」という品種は、紫色の葉っぱが本当に美しく、花壇のアクセントになります。パールミレットは、さらにタフで、真夏の炎天下でも平気です。私の庭は粘土質で水はけが悪いですが、それでも毎年1.5メートルまで育ちます。育て方のコツは、肥料をほとんど与えないこと。逆に肥料をやりすぎると、葉っぱばかり茂って種が実りません。種をまくタイミングは、5月から6月。霜の心配がなくなったら、すぐに種をまいてください。種は土の表面にまいて、軽く土をかぶせるだけでOK。発芽するまでは、土が乾かないように水やりを忘れずに。初心者の方でも、きっと「こんなに簡単でいいの?」と驚くはずです。
A: 調理法はとてもシンプルです。基本的には「炊く」か「炒る」の2つで十分です。例えば、キヌアを炊く場合、まず種を水でよく洗い、サポニン(苦味成分)を取り除きます。その後、3倍量の水で15分ほど弱火で煮るだけ。これで、ふっくらとしたキヌアのでき上がりです。私はこれを、サラダや炊き込みご飯のベースに使っています。アマランサスは、ポップコーンのように炒るのがおすすめ。油をひかずにフライパンで強火で炒ると、種がパチパチと弾けて、香ばしいスナックになります。これをヨーグルトに混ぜたり、スープのトッピングにしたりすると、食感が楽しくて栄養満点です。注意点は、最初は少量から試すこと。特にアマランサスは、ポップコーンよりも密度が高く、食べ過ぎるとお腹が張ることがあります。でも、慣れてしまえば、毎日の食卓に簡単に取り入れられます。私は、週に一度は「古代穀物のサラダ」を作って、冷蔵庫にストックしています。朝の忙しい時間に、これを食べるだけで、栄養バランスが整うんです。
A: 確かに、種が熟す頃になると、スズメやムクドリが集まってくることがあります。でも、私の考え方は「完全に防ごうとしないこと」です。なぜなら、鳥たちが来ることで、アブラムシやヨトウムシなどの害虫を食べてくれるからです。実際、私の庭では、鳥が来るようになってから、害虫の被害が激減しました。むしろ、鳥たちの分も少しだけ残して収穫するようにしています。もし、どうしても鳥に食べられたくない場合は、種の表面にカプサイシン(トウガラシの成分)を含むスプレーをかけると、鳥が避けるようになります。ただし、このスプレーは人間の手にも刺激があるので、使用後はしっかり手を洗い、収穫前にきれいに洗い流すことが大事です。虫に関しては、パールミレットやソルガムは、ほとんど害虫の被害に遭いません。一度、アブラムシが大量発生したことがありましたが、テントウムシが自然にやってきて、数日で駆除してくれました。古代穀物は、生態系のバランスを保つのに役立つ、本当に賢い植物なんです。
A: 古代穀物は、一般的な野菜よりも連作障害を起こしにくいですが、全く起こさないわけではありません。特に、同じ場所で同じ種類の穀物を何年も育てると、土壌中の栄養分が偏ったり、特定の病害虫が増えたりするリスクがあります。私の対策は、輪作(りんさく)です。1年目にアマランサスを育てた場所には、2年目はマメ科の植物(エンドウやインゲン)を植えます。そして、3年目は、根菜類(ニンジンや大根)を植える。このように、植える植物を毎年変えることで、土壌のバランスを保ちながら、病害虫の発生を抑えています。もし、どうしても同じ場所に同じ種類の穀物を植えたい場合は、収穫後に必ず堆肥や腐葉土をたっぷりと与えて、土壌をリフレッシュさせてください。また、収穫後は、必ず残渣(根や茎)を土にすき込むようにしましょう。これが、有機物を補給し、土壌の団粒構造を良くする、大切な作業です。私の庭では、この輪作のおかげで、5年間、古代穀物を育て続けても、土の状態は年々良くなっています。ミミズの数も増えましたし、土の匂いも、生き生きとした森の匂いに変わってきました。